NINE-TO-FIVE ライナーノーツ② (Tetpastorius編)
どうもこんにちは、ベースのてとです。
PrictniumのNew Album「NINE-TO-FIVE」、作曲者視点のライナーノーツ第二弾です。
AM2
アルバム作成前の各曲のイメージ出しミーティングで、ダークなブルースというテーマを決めたのですが、なかなか産みの苦しみの1曲。ブルース書くと、なんかいつもとおんなじ感じになってしまい、ぐるぐると試行錯誤を繰り返してたところ、こよさんから助け舟。コード進行をもらい、そこからメロつけて仕上げていった曲です。
ダークながらも、ピアノ・ベースのバッキングは歯切れよく、アダルティなSaxがメロディを添えます。深夜でもまだまだ颯爽と繰り出し、いつもと違う顔の街をお散歩するのもまた一興。夜は短し歩けよ某。
そう、AM2は深夜2時。セガの 第2AM研究開発部 ではございません。
Amtrak
Amtrakとはアメリカ全土を結ぶ、大陸横断路線もある鉄道です。広大な大地を朝焼けでも眺めながら厳かに疾走する感じをイメージした曲です。
……すみません、ウソです。実は曲のタイトルは後付です。
曲を作るとき、「メロディ先行」「コード進行から」など色々手法があると思います。てとの作曲ではメロディやリフが浮かんで、そこから発展させることが多いですね。ただ今回は「楽器音色先行」とでもいいますか、「ベースをこんな音色で鳴らしたい」→「そのベースで一回しはメインテーマ弾きたい」から派生させて書いた曲です。
今回フュージョンがテーマになったのもあり、ローミッドをぐっと出した粘りのある音色で、珍しく前に出てリード取りたいな、と思ったところからメロディを書き始めました。(ほら、フュージョン系バンドで、めっちゃごつい多弦ベースがゴリゴリフロントに出てる感じです。)
格好から入った曲ですが、軽快に刻むドラムと、軽やかなピアノイントロに、Saxの渋いオカズが寄り添うと、なんか旅が始まりそうな予感。
ベースリフから、Saxがユニゾンするメインテーマ、ベースソロにピアノソロと盛りだくさん。アウトロはベースもSaxも思う存分暴れまわって、弾いてるこっちもとても楽しい1曲です。(レコーディングのときは汗だくです。)
んな感じで、てと作曲の2曲のご紹介をお送りしました。Prictniumの新譜「NINE-TO-FIVE」、お楽しみに!
Farvel