NINE-TO-FIVE ライナーノーツ① (MachiaWorx編)
どうも、シンセサイザー+ピアノ担当のMachiaWorx(まきゃわーくす)です。
今回のアルバムで作曲した曲について。
今回はせっかくアルバムを作っているので各メンバーで作曲者のコメント入れてみてはどうかという会話があり、作曲者視点のライナーノーツを書いてみることになりました。
1回目はMachiaWorxが自分の作曲した楽曲について製作上のアプローチやエピソード等を書いていこうと思います。
Cough
自分は元々テクノ・フュージョン・プログレッシブロック等をメインに楽曲を書いているのですが、その中のテクノに寄ったアプローチで「これを演奏すると意外性がありそう」と考えつつ作りました。
特に今回はメロディ・バックのシーケンス・ストリングス等でシンセサイザーを用いているのですが、シンセサイザーの綺麗にLFO等かかっている音との対比によって各メンバーによるサックス・ベース・ドラム演奏が際立ってくるかと思います。
ドラムについては今回Showheyさんに最初オープンハイハットを抑えめに演奏してもらっておりましたが、そこに最終的な調整が加わり、生演奏のスウィング感とリズムマシンのタイトかつ独特なグルーヴ感が組み合わさっております。
ここにtetpastoriusのグイグイとニュアンスを効かせるベース(今回ベースを新調したそうです!)・Koyotakaの手数の多いサックスも合わさり、 生演奏と打ち込みがうまく融合している、Prictniumならではのアプローチが詰まった楽曲となっております。
ちなみにタイトルのCoughは「咳」の意味で、お恥ずかしい話ですが当時咳に悩まされていたため、楽曲の名前付けに困った自分が採用してしまったという・・・w
Mul Two Waterfront
元々は似たアプローチで別の曲を書いてました。 が、Prictの打ち合わせの中で、サックス担当のこよさんが別途作成してたピアノバッキングを聞いたら色々思いついたので、まずは「このピアノバッキング使わせて!」とお願いしました。
ここに自分の得意とするテクノのアプローチ、とりわけリミックスのアプローチとピアノ演奏を加えていって、ジャズ・フュージョンとドラムンベース要素を組み合わせて楽曲を作成しました。
更にメンバーの演奏が加わり、生演奏の緊張感が押し出される形になりました。 これもPrictniumメンバーだからこそ作れる楽曲になっております。
ちなみに曲名の由来は「Multiple(掛け算) Two(2) Waterfront(こよさんが演奏してたピアノフレーズの録音についてた名前)」です。こよさんのフレーズを2倍の速度にして編曲したためこんな名前にしました。
メンバー内では「まるつー」と呼んでいました。まるつーまるつー。
最後に
ということでアルバム「NINE-TO-FIVE」、お楽しみいただければ幸いです。