As You Like It ライナーノーツに書ききれなかったこと

どうもこんにちは、ベースのてと (Tetpastorius) です。
Prictnium の New Album「As You Like It」、試聴用クロスフェードデモやライナーノーツなど、楽曲詳細ついに公開です!

今回の特徴は「作曲は全部てと」「アレンジをみんなで」という新しい試み。ある種の統一感がでてたらいいなぁ、と思ってます。
アルバム、そして各曲の基本的なご紹介は、アルバム紹介ページにてライナーノーツを掲載していますので、ぜひご参照ください。

ここでは、ライナーノーツに書ききれなかった、てとの淡い胸の内の丈をコトノハ――もといチラシの裏的散文をつらつらと書き記します。

結構長文だし、自分語りが過ぎる内容ですので、もしご興味がある方がいらっしゃれば、以下スクロールし御覧ください。

作曲者統一の経緯

作曲者を統一しようという話は、前回の2020春M3が終わったすぐ後、3/8の打ち合わせ時点で決まりました。

以前より、Prictnium が出すアルバムって Jazz を軸にしていると言いつつも、フュージョンぽかったり、ブルースやロックのテイストがあったり、ときには歌謡曲チックだったりと、自分たちでもなかなか一言で表現しにくいと感じていました。(我々はこれを”TSUTAYA の「Jazz, World Music, その他」コーナーらへんにあるやつ”と呼んでます)

”Jazz”というワードを手がかりにサークルスペースに来てくださった方が、いざ試聴してみると”イメージしていた Jazz とは違う”、と感じさせてしまうのは、せっかく試聴までしてくれた時間含め申し訳ないな、という思いや、ジャンルにとらわれず”よくわからないけどなんかカッコいい・おしゃれな曲が聞きたいな”という方に少しでも届く機会があったらいいなぁ、と感じていました。(このあたり、同人誌のように表紙で瞬時に視覚的に訴求できないところが音楽の難しいところだなぁと感じてます。みなさんどんな工夫してるんだろ……)

そこで、サークルスペースに置くお品書きに細かく曲調やどんな楽器が入ってるのかなどを書いてみたり、アルバム制作にあたって”テーマ”のようなものをおいて、なんとなーくのイメージやシーンを想像しやすくしてみたりしました。
例えば、

  • Travel Maker:春のドライブ、おでかけ、お散歩にピッタリ
  • Pull at a Bottle:お酒をテーマ、アダルティ
  • NINE-TO-FIVE:働くあなたへ、テンション上がるフュージョン

そして今回、今一度”Prictnium とはなんぞや”的なことを振り返ってみました。
メンバーそれぞれ、音楽的ルーツやその表現方法などが違う。それを掛け合わせたとき、どんなものが仕上がるのだろう?この面白さが ”Prictnium”の原点じゃないかな、と。

これまでは、ルーツの違うメンバーが曲を持ち寄り、ある意味”奏者として”各自のテイストを盛り込みながらガッチャンコしたアルバム、というアプローチで”掛け合わせ”を行ってきましたが、改めて Prictnium の持ち味といったものを振り返った上で、ちょっと実験的に違うアプローチでこの”掛け合わせ”をしてみようか、というのが今回の「作曲者統一」でございます。

作曲段階では、シンプルなメロディとコード進行をUpし、ルーツの違う各メンバーがそれを解釈し、トラックを上げる。上がったトラックをもとにみんなでアレンジする。
もしかすると遠回りかもしれないけれど、ちょっとこれまでとは違った新しい”掛け合い”を期待した、新生にしてある種の原点回帰な New Album でございます。

けっこう意欲作ですよ。

嬉しい”裏切り”のあるアレンジの応酬

今回は私てとが作曲を担当したわけですが、複数メンバーと曲作りをする醍醐味だなぁと強く感じたのが、アレンジが上がってくるとき。

作曲段階で、自分の頭の中では大体の全体のパート、どんな楽器がなってるかな、リズムの刻みはどんなかな、というイメージがあります。
それを隠して(?)、メロ・コード・クリック音だけの音源をUpするのは、さながらタネを隠した出題者のような感じでした。

そして、メンバーがそれに対して、自分のイメージとは異なるアプローチ、異なる解釈のトラックを上げてきてくれる。これのなんと面白いことか!

例えば、Tr.1 の「As You Like It」。アルバムタイトルとなっているこの曲ですが、当初の私の頭の中では、ガットギターとオルガンが鳴る、ちょいとしっとりなイメージでした。(これが”答え”ってわけじゃないよ)

それに対して、上がってきたアレンジサンプルの一つに、ガッツリエレドラのリズムに合わせ、軽快にブラスが鳴るサンプルがあり、「これは面白い!」と思わずニヤついたものです。

そのサンプルトラックをもとにイメージを膨らまし、「夏の終りの浜辺でギター(仮)」から「去りゆく夏を楽しむ屋上で夕涼みパーリナイッ」、更に色々紆余曲折を経て、今回のトラックに仕上がった感じです。

他の曲に関しても、いろいろな嬉しい”裏切り”があり、掛け合いを楽しみながら曲作りができたと感じてます。みんなありがとー!

最後に

今回、僭越ながら全曲作曲を担当させていただき、手前味噌で恐縮ですが、けっこういい感じに仕上がったと感じてます。

私は割と「メロ先行」で曲を書き、キャッチーで自分が心地よいメロを意識しつつ、一方でベタな感じになっちゃうことも多々あるのだけれど、そこはメンバーみんなのアレンジの力でおしゃれにかっこよく、”Prictnium らしさ”を表現できたと思います。

私の筆の遅さと、ボツ曲も何曲かあったりで、4曲編成のアルバムとなりましたが、興味を持っていただけたら幸いです。

当日はM3会場に加え、ニューノーマルな生活様式に合わせ、Webイベントの方や、各種オンライン頒布も準備をすすめています。

お手にとっていただけたら、嬉しいです。

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