「針と糸」チラ裏おまけライナーノーツ

どうもこんにちは、ベースのてと (Tetpastorius) です。
すっかり恒例になりつつある、チラ裏おまけライナーノーツです。

今回は約2年ぶりのNew album、そしてPrictnium初の全曲歌モノアルバム「針と糸」!
クロスフェードデモも公開されましたが、皆様聞いていただけたら嬉しいです。

歌モノということで、”曲”だけでなく”歌詞”にも想いを込められるということで、いつもより多め・濃いめになるかもです。

こういうのが苦手な方はそっ閉じを。
ご興味ある方は是非ご覧ください。

アルバムタイトル曲「針と糸」と百合三部作

突然ですが、てとは百合が大好物です。百合の波動を感じたときに、最も心が揺さぶられます。
そして歌詞を書くという作業は、どうにも心が揺さぶられないことにはひねり出ない性分なので、自ずと心を動かされる作品を多量に摂取して、情動の発露先として歌詞を書きます。(故にてとの書いた歌モノは何らかのモチーフが多少なりあるのですが、割愛します。わかりやすいと思いますがどうしても知りたいかたはDMでもください)

本作の表題曲「針と糸」は、過去作「絶てば芍薬」「Absinthe」と合わせ、”百合三部作”と呼んでいます。自分の中で勝手に。

「絶てば芍薬」では、侍女に馳せる想いをぐっと胸のうちに秘めたまま政略結婚先に嫁ぐ様を描き、嗚呼悲恋。
「Absinthe」では、振られても凛と取り繕うものの、ホントは辛くてお酒で濁しては悩んで、最後は足掻こうとするところで幕を閉じました。

Peony収録 「絶てば芍薬」

Pull at a Bottle収録 「Absineth」

――――おい、報われてなくね?ハッピーエンドはどうした?
ご都合主義でも構わない、誰もが赤面する幸せな結末を!

堂々のハッピーエンドで三部作、完!を目指して書き始めたのがこの曲です。温めて温めて……調子に乗ってツインボーカルなんかにしたので歌がなかなか入れられず、煮詰めに煮詰まってはや5年。それが、ようやく!こうして!ようやくお届けできることに感無量でございます。

異なる旋律と歌詞の重なりでたっぷり表現。互いにすれ違い、かけちがえあれど、今度は最後にゃハッピーエンドです。ぜひお聞きいただき、彼女たちに祝福を!

問題作?「23時の同人少女」

昔「」をリリースしたときに、「凪待ち」という艦これアレンジを入れたのですか、「Prictniumもこういうのやるんだ」とコメントいただいたことがありました。この曲もそんな感想が出るんじゃないかな、という曲です。かくいう私が「Prictniumでこういうのやっていいんだ」と思いました。
書いたはいいけど、Prictでやる曲じゃないな、と思ってたら、思いの外Goサインいただけて戸惑ってます。寛大なこよさん、ありがとう。

この曲を語る上で避けられないのが「クソでか感情」というフレーズ。実はこのフレーズありきで書き始めました。
好きな作品に出会ったとき、この気持ちを発露せずにはいられない。ヲタクの方なら一度は経験があるのではないでしょうか?やたら早口になったり、絵師の方ならおもわず一枚書き上げたり。
ただ、日本語不自由なてとは、ちょっとしくじり。
当初のサビ歌詞が、じつは「言葉にできないクソでか感情を、形にしていくんだー」だったのですが、横にいた妻から、「クソでか感情を抱えてるのはお前じゃない。登場人物が抱える関係性とその間に生じる直接描かれてなくてもにじみ出てるクソでか感情を見出してお前が悶てるんだろ。」と。これは確かに、目からウロコ。
こうして「行間に見出すクソでか感情」というフレーズに至ったわけです。

楽曲面では、感情ストレートを意識し、アタック強めなベースラインで結構ロックに弾いてます。こういうときはパッシブのBaccusのベースがよく合う。

140字で収まる程度で構いませんので、感想いただけましたらこれ幸い。マシュマロでも設置してみようかな。

「彼岸花」

「針と糸」のところでも書きましたが、歌モノのモチーフは、何らかの作品の影響を色濃く受けるのですが、これは露骨にわかりやすいかも。
某作品のアイキャッチに感化されて、まさに23時の同人少女よろしく、だいたい一晩で一気に書き上げました。23時じゃなくて推定24時くらいだったけど。

コードは丸サ進行一発で一曲回しきり、ベース2本がさねが重さと不安さを、そしてエレピが切ない。
知声の感情表現もうまい具合に乗っかって、実はかなりお気に入りの曲です。特に作者的には「残された時間の中を 楽しいで満たしたいからって 本当は無理してるでしょ?」のところが好き。

「アオ」

てとの曲作りは、大体メロディー先行。最近歌モノ書く際は先に作ったメロディーに歌詞載せるのが結構大変で、メロ・歌詞同時進行に移りつつあります。そしてコード振ったあと大抵ベースラインが最後に入るのですが、この曲はメロ・ベースラインが比較的先行してできた珍しいパターン。モチーフも複数のネタが入り混じって、着地点を模索しながら書いた曲でもあります。

美しく、堕ちていく。とでもいいますか、おそらくこの先に待ってるのは”緩やかな破滅”な歌詞なんだけど、曲はきれいな水の流れみたいなのを意識してます。

お気に入りポイントは、粘っこい(?)ベース。Mid上げ目・Hiカット気味にしてアクティブ5弦の方のベースで弾くのがとても気持ちいい。余談ですが、アルダー材のベースのほうが音に粘りがあるような、帯域も人の声に寄り添う感じで、てとはアッシュ材よりアルダー材推しです。

「Karari」

こちらは昨年2022年の春M3で先行リリースした曲。思えばこのあたりからPrictniumでヴォーカルアルバム出してみよう企画が動いていた気がします。

表のライナーノーツに書いているよう、ちょっぴりさみしいけど、どこか吹っ切れて爽やかな気持ちでお別れが言えた、自身がそんな気持ちでもあったときに書いて、それが色濃く出た曲です。
特にイントロのピアノリフ、ここが結構お気に入りポイントで、春めき始めた季節の変わり目にカラッと踏み出せる感じを込めました。

さいごに

さて、色々散文的に書き綴った上で言うのもあれですが、それぞれのイメージでどうかご自由にお聞きくださいませ。
唯一言いたいのは、気合入れた力作ですので、お楽しみに。
あ、あともし、この度の「針と糸」を聞いていただき”歌ってみたい”と思ったヴォーカリストさん。是非!
私達も、生歌で聞いてみたいです!


M3会場で待ってるぜ!


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